2012/10/12

ブクログの青空文庫対応への対応

ウェブ本棚『ブクログ』青空文庫が登録できるようになったそうで。その結果、オレの翻訳のうち青空文庫に提供している5品も、ブクログの本棚にならべることができるようになっています。

そこで、それぞれの xhtml 版の上部にブクログへのリンクをつけてみました。いまのところ、本棚に入れる / レビューを書くといったアクションを取っている方はおられませんので、どれでも「1げっと!」できます。自分でとるのはさすがに気恥ずかしいので、どなたかとってやってください。レビューも、甘口も辛口もお好みの味付けでどうぞ。

とまあ、なんだかオレの翻訳の宣伝主体になってしまいますが、青空文庫全体として考えても、この試みはとても面白い。いろんな人が青空文庫のこのテキストを読んだよという証、言うなれば「手垢」や「書き込み跡」がここにいっぱい残っていってくれれば、青空文庫の実在感の薄さというか、どんな人がどんな気持ちで読んでるの?というつかめなさに、すこしずつ厚みがましていくんじゃないか、と期待しているのです。

もちろん、ネット上のあちらこちらに「青空文庫でこんな本を読みましたよ」という話はちらほら見かけるのですが、読書に特化したサイトでリアル本と並列して語られるのは重みがまるでちがう。コンテンツが充実してくるまでしばらく時間はかかるでしょうが、やがては青空文庫読書ガイドとしても非常に役にたつ存在になっていくんじゃないかと、期待をしてます。

期待ばかりしていても勝手な!という感じなのでなにかにレビューを書こうかと思ったわけですが……さて、なににしようかな。あえて村山槐多いっちゃう?とか思いながら、でもこの人の書いたものだと詩か童話『五つの夢』が抜群の出来なんだけど登録がないという……。いろいろ読み返しながら考えたいと思います。

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