2012/04/24

インターネットに繋がらない。

とりあえず『黒の剣』までは作業が終わったので次に行こうとしたらインターネットに繋がらなくなってしまう。とりあえずの PC 再起動で復活しないので原因を調べないといけない。インターネットは便利なのだけどどうもこういうメンテナンスがめんどうくさい。

いちばん怪しいのはエラー表示らしいものが出ているバッファロー製無線ルータ WZR-HP-G302H なのでとりあえず再起動をかける。改善せず。初期化する。でも駄目。マニュアルも調べるけど DIAG ランプが赤点灯というエラー表示に関する記述はない。う~ん、インターネットに繋がらないのでマニュアルに載っている以上はトラブルシューティングができない。

他の可能性をつぶすという意味で LAN ケーブルの交換、光回線終端装置 (ONU って略すんだね) の再起動をかけるが改善せず。

次にプロバイダの問題を考えるけれど、メンテナンス情報ってネットにつながないと見れないよね……。と思ってたら BBIQ は音声案内でメンテナンス情報を発信してるらしい。かけてみるけど該当なし。というか、光電話が発信できる以上は回線には問題なしと思うべきか。そこで最後に ONU から有線で PPPoE でつなぐと、これは成功。ということはやっぱりあやしいのはルータである。

と、ここまで調べるのに2時間くらいかかっていてちょっと不手際を自覚しつつ。まあ、この間まで ADSL を使ってた人間なので勉強不足はいかんともしがたい。とりあえずバッファローのホームページを見、Google さんにも聞いてみるけど、これといった情報なし。

で、結局サポートに電話。長~い音声ガイダンスのあと、待つこと10分×3回。ようやく繋がって症状を説明。言われた手順どおりに復旧を試みるけれど、要するに昨日やったことの繰り返しなので、まあ手続きのようなものと割り切ってしたがう内に、わりとあっさり「修理に出してください」という結論をもらう。

2台の PC を同時接続するためにルータを導入していたのだけど、まだ買って3ヶ月もならないのに(製造は2011.11くらいらしい)修理行きというのは、正直なところちょっとがっかり。すべて有線接続で組んでいて、無線親機としての機能をいっさい発揮していないという役不足もいいところの状態だったので、これだったらプロバイダからのレンタルでよかったのかもしれない。

もっとも、Amazon あたりでの評価はけっこう高いようなので、まあ調子のあたりはずれがあるかもという感じなのでしょうね。

2012/04/21

[ER] Notepad++ と Shift_JIS

さっそく『黒の剣のほとんどすべて』から移転を始めた。でも、あれ、Forbidden? http://www1.bbiq.jp/kuronoken/ にアクセスしての Forbidden なのでとりあえず index.htm を index.html に変えてやると解決。どうやら BBIQ のサーバは "index.htm" じゃなくて "index.html" じゃないといけないらしい。どっかに書いといてほしいなあ。

で、Forbidden は解決するのだけど、こんどは文字化け? とりあえず文字コードが Unicode になってしまっているのはブラウザレベルで簡単に確認できたのだけど、ローカルのファイルを Notepad++ で開くとちゃんと Shift_JIS になっているように見える……。代わりに Mery で開いてみると、こっちでは Unicode になる。

ざざっと調べてみると、どうやら Notepad++ と Shift_JIS の相性の悪さが問題らしい。個人的には Notepad++ は使い勝手がよくて好きなんだけど、これはちょっと困る。テキストエディタを選びなおす? でも正直言って、ピンとくるものがないんだよね……。とりあえず、Mery (マイナーだけど、動作が軽快で好きなエディタのひとつ)で文字コードを変えなおすとしよう。どうせ「黒の剣」は更新する予定があまりないのでそんなに問題はない。

2012/04/19

[ER] 移転準備。

so-net をプロバイダとして長年使ってきた。でも引越しとか色々あって最終的に BBIQ に乗り換えることにしたのでホームページを移転する必要が出てきた。とりあえず現コンテンツをそのまま持っていくのだけど、せっかくだから手直ししておきたい部分はいっぱいある。

翻訳まわりについて。もちろん新しいものを書きたいとか、既存のものを見直したいとかいう気持ちはある。でもまずは形を整えてやらなきゃな。とりわけライセンス周りがひどく適当なのでクリエイティブ・コモンズに切り替えてやったほうがスマートなように思う。そんなものがなかった当時とは違うのだから、ここはより一般的な仕組みを利用させてもらうに越したことはない。国際方式でやると『ギャツビー』あたりがややこしいことになるので日本方式。この方式で選べる(+今の許諾条件と互換する)のは CC-BY-2.1 みたいね。CCのアイコンを入れるためにレイアウトを考え直して……ってやっていると結構手間がかかってくるのが嫌になるところ。昔から思うのだけど、ウェブのデザインというのはシンプルにしたいと思えば思うほど難しい。

ところで翻訳まわりについては、1年ほど前からこっそり Google Analytics をしこんであるのだけど、意外なデータがでている。アクセス数のトップが『悪魔の辞典』であることはまあ予想の範囲内として、次点は『二十年後』というのにはちょっと驚いた。このどちらも青空文庫からのリンクがない作品なので、その他の経路で閲覧にきているのだろうけど、どちらも毎月1,000件くらいのアクセス数が出ている。そんなに需要があるのか。その次にくるのは『ギャツビー』で、これもまあ順当なところだと思う。逆に予想と比べて低いのはホームズシリーズらしい。ビアスやウルフがランク外にくるのは、まあ当然か。いずれ、こういった数字もどこかにまとめてあげられたらいいな。

/gomi。もっていくかどうか悩むのだけど、まあとりあえず。今読むとあまり質はよくないなあ。最近はまるでゲームで遊ぶ暇がなかったので新ネタを載せることもできそうにないし、発展性はないのだけどね。

そして、『黒の剣のほとんどすべて』。Analytics のデータで何よりも予想外なのはこのコンテンツの需要の高さだったりする。なんと、いちばんアクセス数のあるページになってしまっている。たしかにこのゲームは攻略本が出てない(はず)なので、攻略情報が欲しければここということになるみたい。まあ、いつまで需要があるのかは正直わからないけれど、これは残しておくべきものなんだろう。

BBSは外す。

/boyaki はこのブログに統合してやれるといいのだけど、さてそうする意味があるのかどうかはちょっとよくわからないところ。個人的には、とても懐かしく読めるのだけど、でもこれは100%まじりっけなしの個人的感傷なわけで一般的にはまず意味のない。analytics は入れてないのでどれくらいのアクセスがあるのかも分からないしね。とりあえず外しといていいかなと思っている。

そうなると、まずは手直しがいらない『黒の剣』からかな。10年振りにがんばってみますか。

2012/04/07

[WP] ウィリアム・ヘイズン

4月7日付けでウィキペディア日本語版にウィリアム・バブコック・ヘイズンの記事をポストしました。とりあえずどういう人かは記事そのものを読んでもらうとして。

だいたい、あのアンブローズ・ビアスを士官に取り立てて幕僚に迎えているくらいなので、その人柄も推して知るべきというか。とにかく現状不満の騒ぎ屋でいろんな相手と喧嘩しまくった人……というのが、記事執筆前の印象だったのだけど、今回あらためて南北戦争中の戦歴を調べてみると、むしろ軍人としてはかなり優秀な人だったのではないかと思う。いきなり大佐になっているのは、まあ北軍の人手不足という事情を引き算してやる必要があるにしても、上が次々に挿げ替えられる中で一定の役割を果たし続け、最終的には少将に到達している。

南北戦争中の戦歴では評価の高いジョージ・アームストロング・カスターほどのきらびやかさはないとはいえ、実はほぼ変わらない昇進ペースであるのはちょっと面白いところ。もちろん、カスターは10才ほど下なので単純に比較していいわけはないけれど。ヘイズンのもっとも有名な功績はストーンズ・リバーの戦いで戦線を崩壊から救った防戦ぶりであるところは間違いないところだけど、それ以外でも、ブラウンズ・フェリーの戦いでは作戦全体のもっとも重要な部分がヘイズンに振られている。ブラントやシャーマンを中心に発案されているこの作戦で、かれらの幕僚ではないヘイズンがあえて起用されているあたり、けっこう同時代の評価も高かったのではないかと思う。

そのあたりもうちょっと書いてあげたいなと思うところがあるけれど、これがなんと、日本にいて簡単に手に入る資料がまるでない。だいたい、南北戦争の戦史についてまとめられた本が日本でほとんど出版されていないという事実には正直びっくりした。日本って歴史好きの国だしとくに戦争ものは大好きなはずだと思っていたのだけど、諸外国の内戦レベルのものについてはほとんど本としては出ていないようだ。ウィキペディア(日本語版も英語版も)の南北戦争に関する記事はあまり質がよくない傾向にあるのであてにならないし。

仕方がないので英語版の翻訳を種に指定出典を Google Books で拾える範囲で膨らますスタイルで書いた。日本語文献ゼロになってしまったのは残念なところだけど、もともと米国外で知名度のある人物ではないので仕方がない。ビアスの作品に添えられた訳者あとがきやら解説やらには多少出てくるのだけど、とりたてて出典とするほどのものじゃないしね。Cooper, Edward S. (2005) William Babcock Hazen: The Best Hated Man が使えればはるかに充実したものが書けるだろうけど、趣味で取り寄せるにはあまりに高価すぎる。とりあえず今回はこのくらいが限度かな。

ところで、4月9日の新着記事紹介に選出されました。こんなマイナーな人物伝をよくまあと思うけど、素直に嬉しく思う。新着記事に出るのはこれで4本めだったかな?