2001/05/15

「ミルヴァートン」の謎

「ミルヴァートン」の見所はやはりホームズの無法っぷりにあるとするのが一般的で、軽く思いつくだけでも「不法監禁」「恐喝未遂」「身分詐称」「婚約不履行」「不法侵入」「器物破損」「殺人幇助」「死体遺棄」……あと、他人のものを勝手に燃やすのはなんだっけ? とまあ並べたてられてしまうんだけど、実は、「ミルヴァートン」における最大のポイントはそこにない。

「ミルヴァートン」における最大のポイントは、いかにしてあのホームズ先生はアガサを数日で口説いたのか、というところにある。

あまりこれを論じたものを見たことがないんだけれども(というか、そんなに真剣にホームズ関連情報を集めているわけでもないんだけれど)、これは結構深刻な謎のように思える。だってほんの数日で婚約するところまでいっちゃうんだぜ? あの万能なる英雄ホームズ先生は希代のナンパ師でもあったのでありましょうか。そしてその手口とは一体いかなるものであったのでしょうか。謎は深まるばかりでありますが、以下次号乞うご期待。

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