2000/12/28

オー・ヘンリー「心と手」公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

ちょっぴりミステリ風味の小話。大久保康雄訳(新潮文庫)の影響はあるはず。O・ヘンリーもけっこう辛辣な文章の書き手だけど、個人的にはこういう粋な話が好きだなあ。いろいろ他にもやってみたいのがあるけれど、たぶん次は「シャムロック・ジョーンズの冒険」。「『これは妻が、ぼくが忘れたりしないようにとあつらえてくれた結び目 (knot) だ。言わば forget-me-knot だね。forget-me-not と言えば勿忘草だ。勿忘草は flower だ。そう、ぼくが忘れてはならない問題は、つまり flour (小麦粉)のことなんだよ』『すばらしい!』私は賞賛の念を禁じえなかった」っていうやつ、個人的には大ヒット。話が思いっきり逸れてますけど、訳についてはkatoktさんよりお知恵を拝借。感謝。

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