1998/10/05

[ゲームレビュー] フロンティアユニヴァース

旧「がらくた玩具」から再録。

  • ジャンル:SLG
  • メーカー:ビーピーエス
  • ハード:PC9801
  • プレイ状況: 1回クリア / プレイ時間 30時間くらい
  • 一般的オススメ度:★★★
  • オレ的お気に入り度:★★★

短評

 宇宙物が好きな人は必須。

総評

 宇宙の覇権を目指して回りの星を吸収合併していくゲーム。全宇宙統一すれば勝利。

 ウリとなるシステムはやはりコミュニティユニヴァース。言ってみれば国連のようなもので、戦争ばっかりやる星に経済封鎖や追討令を下したり、災害で被害を受けた星に資金援助を決定したりする。400年に一度しか開かれないし、別に追討令が出ても余裕で生き残れてしまったりするんだけど、これが何か楽しい。特に本会議前のロビー。みんなでいろいろと謀略を巡らします。これにしても決定力に欠けてはいるのだけど、やっぱ雰囲気があります。コミュニティユニヴァースの決定を無視するのも可能だけど、あえて純朴なほど守ってみることをお勧めします。コンピューター勢力は追討令が下っても一度だけ艦隊を派遣するだけなので簡単に各個撃破されてしまいますけど、滅ぶまで何度も艦隊を派遣してやりましょう。銀河の秩序を守るのはオレだけだッ! という孤高な気分になれること請け合いです。自ら戦争を仕掛けてはいけません。他の星を支配するときは武力ではなく経済力に物を言わせて買収しましょう。

 もちろん、逆に戦争ばかり行って銀河の荒くれになるのもよいです。他の星の防衛ラインを突破したら勿論迷わず焦土作戦です。「はっはっは、やれるものならやってみろ.......まさか! キサマたち、本気かッ! うわぁー!」という負け犬の叫びが聞けることでしょう。そして、追討令に従ってやってきた数を頼む弱虫どもは完膚なきまでに叩きのめしてやりましょう。銀河の帝王な気分になれること請け合いです。「弱すぎるわ、下等な○○めがッ!」とモニターの前で叫ぶのもよいでしょう。○○にはその星人の元種族を入れましょう。キーン星人なら「ポンコツロボット」、アラン星人なら「クジラ」、アース星人には「サル」など。

 こういう楽しいゲームなのですけど、非常にマズイ点があります。まず、後半戦がだるいこと。銀河の1/3ほどを支配(買収)してしまうと後はもう完全な作業になります。大抵の人はこれに耐えられず止めるのだそうです。オレは気合でクリアしましたけど。

 それから、兵器ですね。結構種類が多くて集める楽しみってのもできそうなので、支配下の星で開発された兵器が本星でも使えるようにして欲しかった。個人的にこれは非常に残念。兵器を集める楽しみがあれば後半戦のだるさも乗り切れそうな気がするから、さ。

-Oct. 5th, 1998

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