2002/05/23

ヴァージニア・ウルフ短編4編、公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

ウルフ「ラピンとラピノヴァ」 ウルフの(ストーリーがある)短編ではやっぱこれでしょー。Solid Object もいいけどね。『「そう呼ばれているのかい?」とアーネストは言った――「ほんとうのロザリンドは」かれは彼女を見た。かれは、自分は彼女をとても愛していると思った。』がたまらなく好き。

ウルフ「弦楽四重奏」 かなり意味不明な文章だけど、盛りあがりと盛りさがりという楽曲的な要素があって個人的には好きだったりする。「舌はただの拍子木だ」。

ウルフ「月曜日か火曜日」 題名からして意味不明な散文詩的散文。第四段落はまったく意味がなさそうなので英文のままのこした。意味はとおらなくてもリズミカルではあるし。第二段落のカッコで括られた部分は同作者の短編 Sympathy からのカットイン。

ウルフ「青と緑」 スケッチ、と呼べばよかろうか。それにしても、「インコの鋭い鳴き声」は緑色なんだろうか、と疑問に思った。感性の問題ではあろうけれども。
個人的には、緑豊かな庭から入ってきた光がシャンデリアを照らす、というイメージで訳しはじめています。で、そこからは宮沢賢治的幻燈な展開、と。

関連書籍

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2002/04/28

フィッツジェラルド「崩壊」公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

本文 「人生は崩壊のプロセスである」んだそうな。コメントは差し控えた方が若僧としては賢明な態度であろうと思われますゆえ、ノーコメント。

宮本陽吉訳(荒地出版社)は既読。

katoktさんよりお知恵を拝借。感謝。

2002/02/09

アンブローズ・ビアス「不完全火災」

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

暇つぶしにどーぞ。特に思い入れはありません。

大津栄一郎訳(岩波文庫)は既読。

katoktさんよりお知恵を拝借。感謝。

関連書籍

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2001/12/31

ホープ『ゼンダ城の虜』はしがき

まだ終わってないし、これはあとがきを書こうと思うので、いましばらくお待ちを。

katoktさんよりお知恵を拝借。感謝。

さて、いましばらくがいつのことになるのやら。

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2001/11/23

フィッツジェラルド『グレイト・ギャツビー』公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

20世紀を代表する大傑作。でも最後までやれるのか? というかそもそもオレにこれがやれるのか? いざ翻訳してみるとフィッツジェラルドの文章って異様に "as if..." が多いね。1段落に2回も使うなよ。でも "yellow of autumn-leaf" という表現は好きだな。さすが「ジャズ・エイジの桂冠詩人」。

katoktさんTakachinさん結城浩さんsogoさん富田倫生さんよりお知恵を拝借。感謝。

野崎孝訳(集英社文庫)の影響はそれなりにあります。

関連書籍

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もしかするとこれはすでに絶版かもしれない。

2001/09/22

オー・ヘンリー「警官と賛美歌」公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

これまた軽い読み物として。「お巡りと賛美歌」のほうがよかったかな。

大久保康雄訳(新潮文庫)の影響はあるかも。

何故にこれを選んで訳したんだっけ。失念。

結城浩さんよりお知恵を拝借。感謝。

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2001/08/17

トルーマン「アメリカ大統領声明:1945年8月6日」公開

うー、終戦記念日には間に合わせたかった……。マイナーな演説っていうか声明だけど、でも、歴史的な意義はけっして小さくないと思う。sogoさんの某論文で、著作権が期間的に切れてない作品数をひとつも訳してないというのを指摘されたもんだから、とりあえず1個やってみたってのも動機のひとつ。

PAL MACさんよりお知恵を拝借。感謝。