旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。
ウルフ「ラピンとラピノヴァ」 ウルフの(ストーリーがある)短編ではやっぱこれでしょー。Solid Object もいいけどね。『「そう呼ばれているのかい?」とアーネストは言った――「ほんとうのロザリンドは」かれは彼女を見た。かれは、自分は彼女をとても愛していると思った。』がたまらなく好き。
ウルフ「弦楽四重奏」 かなり意味不明な文章だけど、盛りあがりと盛りさがりという楽曲的な要素があって個人的には好きだったりする。「舌はただの拍子木だ」。
ウルフ「月曜日か火曜日」 題名からして意味不明な散文詩的散文。第四段落はまったく意味がなさそうなので英文のままのこした。意味はとおらなくてもリズミカルではあるし。第二段落のカッコで括られた部分は同作者の短編 Sympathy からのカットイン。
ウルフ「青と緑」 スケッチ、と呼べばよかろうか。それにしても、「インコの鋭い鳴き声」は緑色なんだろうか、と疑問に思った。感性の問題ではあろうけれども。
個人的には、緑豊かな庭から入ってきた光がシャンデリアを照らす、というイメージで訳しはじめています。で、そこからは宮沢賢治的幻燈な展開、と。
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