2000/12/30

ドイル「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン」公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

ホームズ研究家が高い確率で持ち出してくるお話。「ホームズはじつのところ法律を軽視する悪的存在である」とかなんとか。まあそれはそうなんだけど、そういう融通のきくあたりがホームズ物語の幅の広さってもんじゃないかなと思う。延原謙訳(新潮文庫)、内田庶訳(偕成社)は読んでるからどこかに影響があるかも。

結城浩さんkatoktさんPAL MACさん富田倫生さんよりお知恵を拝借。感謝。

これは急いで入力したのですんごい typo が多かった。

関連書籍

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偕成社版、上下巻のどっちに入ってたか憶えてない……。

2000/12/28

ビアス「空飛ぶ騎兵」公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

ビアス第三弾。いやあ、やっぱビアスはムズい。話としてはすごくよくできてると思う。ビアスの短編ではいちばん好き。大津栄一郎訳(岩波文庫)を先に読んじゃってるので影響されてるところがあるかも……といいたいところだけれども、影響される以前にオレは原文をちゃんと読めてないので論外でありましょう。だってIIIの終わり、よくわかんないもの。

関連書籍

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オー・ヘンリー「心と手」公開

旧「謝辞:ごめんなさいとありがとう」より再録。

ちょっぴりミステリ風味の小話。大久保康雄訳(新潮文庫)の影響はあるはず。O・ヘンリーもけっこう辛辣な文章の書き手だけど、個人的にはこういう粋な話が好きだなあ。いろいろ他にもやってみたいのがあるけれど、たぶん次は「シャムロック・ジョーンズの冒険」。「『これは妻が、ぼくが忘れたりしないようにとあつらえてくれた結び目 (knot) だ。言わば forget-me-knot だね。forget-me-not と言えば勿忘草だ。勿忘草は flower だ。そう、ぼくが忘れてはならない問題は、つまり flour (小麦粉)のことなんだよ』『すばらしい!』私は賞賛の念を禁じえなかった」っていうやつ、個人的には大ヒット。話が思いっきり逸れてますけど、訳についてはkatoktさんよりお知恵を拝借。感謝。

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